ご挨拶
院長挨拶
名古屋掖済会病院の「掖済(えきさい)」は、「わきに手を添えて、人を導き、助ける」という意味の言葉です。そこには、常に患者さまに寄り添い、患者さまの気持ちを第一に考えた医療を実践する決意が込められています。 1948年に海で働く人々の病院として開設された当院は、海上救急や船員の健康管理といった役割を担いつつ、名古屋市南西部の基幹病院として地域の皆さまに広く高度急性期医療を提供するまでに発展し今年で創立75周年を迎えますが、 掖済の精神は今も脈々と受け継がれています。
当院の核となっているのは、救急医療と高度医療です。1978年に東海地方で初めての救命救急センターを開設して以来、24時間365日、「救急医療の最後の砦」として救急搬送を受け入れることに加え、手術支援ロボット、PET-CT、高精度放射線治療装置、3室のカテーテル治療室など先進的な医療機器と設備を備え、幅広い分野で高度な医療を提供しています。2016年の新病棟完成により、さらに快適な入院生活が送れる環境も整いました。
超高齢社会が進む中では、いくつもの病気を持っている患者さまにさまざまな専門分野で高いレベルを持つ医師やスタッフが協力して総合的な医療が提供されるとともに、住み慣れた地域で自分らしく人生を生きられる生活環境が大切です。 そのために当院は院内の診療科間だけでなく地域の医療機関や関係機関との連携を深め、皆さまに頼られ、愛される病院として成長したいと考えています。どうか今後とも暖かいご支援とご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。